narumi-26の日記

心が軽くなるブログを目標に書いています。

目が見えない人はどうやって点字を探し当てるのか

いつも不思議に思っていたことのひとつが、点字点字ブロックについてです。
たまに見かける電車やエレベーターなどにある点字
限られた空間の隅にある点字を、目が見えない人にどうやって探し当てろというのか。
あれを見つけるために、壁伝いに触りまくって探しあてなければいけないのでしょうか?他にも人がいる空間で。もしかして点字の前に気づかず人が立っていたら、見つけることは不可能なのではないでしょうか。
点字ブロックだって、広い道路で人が大勢歩いてる中で探しあてることからして、とても不便だと思えてならないのです。
点字ブロックの上に自転車や障害物があるのは日常風景のようになっています。

なぜ、あのシステムにしたのか最初に考えた人が何を思って作ったのか。

世界にはきっともっと効率のいいアイデアがあるのではないかと調べてみました。

すると、驚いたことに点字点字ブロックも開発したのは日本人で、海外でも画期的なものとして広く普及していたのです。
点字ブロックより良いものがなかったことに驚きました。
電車に転落防止の柵ができたのは、つい最近のことです。

宇宙の、銀河系を越えて果ての宇宙まで見通せるような技術を人間は手に入れました。科学が進み、AIという技術が生まれ、今や携帯電話ひとつで仕事だってできてしまう世の中です。
それなのに、点字ブロックは全くなんの進歩もしていない事実。

実は、そのことに気がついたのはダレン・ブラウンというメンタリストであり世界的なマジシャンが書かかれた本がきっかけでした。彼は、目が不自由な人々にとって、障害を持つ人々にとって、どんなに不自由な世界なのか憂慮していました。
そこには彼の優しい人間性がにじみでているようでした。

障害をもつ人々にとって優しい世界とは、障害を持たずに生きている人々にとっても安全で優しい世界なのではないかと思います。